ハイデルベルグ信仰問答 問44 「彼は陰府に下り」とつけ加えられているのは、どうしでですか。

答え それは最も厳しい苦難の中で、私の主なるキリストが十字架とそれ以前に(イザヤ53:5,マタイ27:46),その魂に苦しまれた言い表し難い苦痛、痛みおよび恐怖によって、私を地獄の不安と苦悩から救って下さった、ということを確信するためです。」

 アリマタヤのヨセフはこの事を知っていた。特に主が三日間の死のくるしみに入った事、死の内にとどまっていることを信じていた。「神を憎む傾向」(問5)がある人間の罪の身代わりと死なれたキリストは三日間神の怒りを受けていたのを知っていた。「キリストは極限的な内的苦悩を耐え忍ばれた」三日間だった。「死の苦しみ」使徒2:42にとどまっていた。

「キリストは自ら、十字架の上で、私たちの罪をその身に負われた。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるため、その打ち傷のゆえに、あなたがたは癒された。」1ペテロ2:24

十字架でイエスキリストは息を引き取り体は固くなり、罪のない血が流れ続けていました。アリマタヤ出身のヨセフは主の弟子となっていました。勇気をもって総督ピラトに十字架から主の御からだの取り下げる許可を得て、取りさげ亜麻布で包み、だれも葬られていない岩を掘った横穴式の墓に、しかも高価な墓に丁重にヨセフは葬りました。なぜヨセフはそこまでしたのでしょうか。それは主のからだが死によみに下り、三日後に新しい体で復活すると信じていたからです。自分のために死の苦しみにとどまり、その死に勝利し復活するイエスをヨセフは信じていた。