なぜ、今も「塩狩峠」なのでしょうか。

この本には人間が生きて行くうえで衣食住以外に「重要な事柄」がかいてあるからです。その中の1つを取り上げました。

  死の問題

「(おれもおばあさまや、おとうさまのように、何時とも知らぬ時、突然死んでしまうのではないだろうか)信夫は恐怖した。父の死の寸前まで、信夫の心を占めていたのは性欲の問題であった。しかし今、信夫にとって最も大いなる問題は死となってしまった。・・・

(これは生きている手だ)と信夫は思った。しかしこの手が、いつか冷たくなり、もはや動かぬ手となることのある日を信夫は思った。信夫は親指から順に指をおり、そして開いてみた。その時、ハッキリと信夫は、人間は必ず死ぬものであることを納得した。(どうして自分が死ぬものであるというこの人生の一大事を、今まで確かに知ることができなかったのだろう。)p169 と納得。

問:あなたは人生の一大事である自分が死ぬ存在であることを意識していますか。

答え:「ちょうど、一人の人によって罪が世界に入り、罪によって死が入り、こうして、すべての人が罪を犯したので、死がすべての人に広がったのと同様に」ローマ5:12

罪の報酬は死です。しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」ローマ6:23